From:新井翔平
商品が良いことと、 それが売れることに、 因果関係は、無い。
5,6年前のことだったかな。
経営コンサルタント・石原明さんのPodcast、「経営のヒントプラス」の第二回を聞いてた時に言われてたことを聞いて衝撃が走りました。
結論すると、
ここでは
「ものは良いから売れるのでは無い」
「良さそうだと思ってもらえるから売れる」 と言っていた。
これには、、、
ビビりました。。
よくよく考えれば自分も含めて、
ほとんどの購買シーンに当てはまっているはずです。
例えば、 レストランに行って、メニューを見て、ステーキを注文しました。。
問題: 果たしてこのステーキは「良いステーキ」でしたか?
。
。。
。。。
答え:
分からない。
良いかどうか分からないけど、「良さそう」だと思ったから注文をした。
この話は短絡的に考えると、
「じゃ、商品が悪くても、『良さそう』だと思ってもらえれば売れるのか」 なんて、
そんな風に考える人は僕の読者さんにはまずいないと思うけど^^
決してそんな話ではありません。
そもそも商品がちゃんとしてること。
「良い」ことは、もう、大前提の話。
その上で、
経営者は商品に恋をするのではなく、 お客様に恋をしないといけない。
商品に恋をしている状態は恋愛に例えると分かり易いですね。
俺◯◯大学卒業なんだ
◯◯に勤めてるんだ
年収は◯千万なんだ
乗ってる車はベンツなんだ
六本木に住んでるんだ
これでうまく口説き落とせたとしても、
その先に幸せな関係性ってあります?汗
これで女性を口説けたとしても、スペックが理由なら、
競合やライバルがより高いスペックを提示すればどうせ離れていっちゃいますよね。。。
そんなことより、
この人はどんなことをされると喜んでくれるのかな?
この人は今どんなことに困っているのかな?
どうやったらその悩みや困りを解決することができるのかな?
どうしたらこの人の人生の質をもっと上げることができるのかな?
そうやって、
ひたむきに相手が喜ぶことを考えて実行し、
少しづつ信頼獲得していく方が、
ずっと幸せな関係性が出来る可能性は高いはず。
繰り返しになっちゃいますけど、
いい商品を扱っていることは大前提。
その上で、
さらに商品に恋する暇があるなら、
お客様に恋することの方がずっと成約率を高めてくれる。
商品に恋をし過ぎると、「思い込み」も生まれる。
「なんで分かってくれないんだろう」
なんて生産的じゃない思考にも入り始める。
「良い商品」だと思えば思うほど、
純粋な「売る努力」をサボり始める。
傲慢にもなってくる。
そうではなく、
あなたが恋する相手は
お客様。
良い商品を扱うことは大前提。
お客様と恋をしよう。
ラブ・マーケター
あらい