From:マーケティングコンサルタント 新井翔平
「最強のふたり」という映画が好きです。
フランス映画ですが知ってます?
この映画の原題がフランス語で
” The Intouchables ”
英語で言えば、
“ Untouchable ”
アンタッチャブル … 触れるべからず、禁忌。
みたいな意味になります。
「最強のふたり」の何が面白いかって、
”障害者”とか、
”黒人”とか、
いわゆる社会的にあんまし触れたくない、
厄介だと思われることを、、、
そんなのカンケーネー!!(゚Д゚)ハァ!
みたいなノリでグイグイおもしろ可笑しく描写するんです。
えぇ。
ただの前置きです。
そんな感じで面白おかしく、
「宗教」と「マーケティング」の話をしよう笑
中小零細企業はもっと宗教に学ぶべし!
いつかメルマガに書いたけど、
僕らマーケターという生き物はビジネスにおけるいろんな数字を英語で扱います。
例えば、
CPC…クリックパーコスト(1クリックあたりの投資額)
CPA…コストパーアクション(見込み客に行動して頂くのにかけた投資額)
CPO…コストパーオーダー(注文が1件入るためにかけた投資額)
CVR…コンバージョンレート(転換率、成約率:見込み客が購入に至る割合)
僕らは、見込み客が、
期待する通りの「行動」を起こしてくれた時、
(購入であれ、問い合わせであれ、無料冊子の請求であれ…)
「コンバージョンした!」
と言います。
このコンバージョン(Conversion)の3~4番目の意味には、
『改宗』というものが含まれます。
だから、
初めは何も知らなかったヨチヨチ歩きの見込み客が、
資料を請求し(コンバージョン)、
お試し版を購入し(コンバージョン)、
リピート購入し(コンバージョン)、
上位商品を買って(コンバージョン)、
年に一度の利用者だけの会合に参加し(コンバージョン)、
創業者と交流してそのカリスマ性に心打たれて(コンバージョン)、
いつのまにか今度は自分がその商品を売ることになっちゃってる(コンバージョン)。。。
なんかありきたりな化粧品とかサプリメントとか健康食品とか、
保険のフルコミ営業マンとか、
ネットワークビジネスとかにあるあるな流れに見えますが…笑
コンバージョンプロセスそのものは宗教と何ら変わらない。
宗教から学びづらかったら、
そこらへんの健康食品とかサプリとか、
ネットワークビジネスなんて最高の教材ですよね。
たいてい、あるのか無いのか知らんけど創業者のお涙ちょうだいストーリーがありますから。
「この塗り薬はアトピーに悩む娘を想うお父さんの親心から生まれました…」
とか、
「コンプレックスの塊だった彼女が、
いじめの無い世界を創りたい。
そんな想いから生まれたのがこのダイエットサプリです。」
とか、
「霊峰富士山の麓で5万年の時間をかけて、
火山灰のミネラルや生命エネルギーを吸収して生まれた水。
それがこの『奇跡の水』です。
これであなたの第一チャクラも開眼を…」
とか笑笑
だいたいそもそも宗教ってこーゆう教祖様のストーリーたっぷりじゃないですか。
「海を真っ二つに割った!」
とか
「シナイ山の奥で10の戒律が石に掘られた!」
とか
「羊小屋に光が差して赤子が生まれた」
とかとか。。。
(* ちなみに内部にいた人間として、
スターバックスって会社はほんとそこらへんも上手いですよ。
いかに創業者ハワードシュルツが1杯のコーヒーとそこで過ごす空間時間に情熱を注いできたか…
くどいくらいストーリーの教育を幾重にも聞かされます。
あの会社が真っ先にコンバージョンする対象は顧客ではなく先にスタッフから落としにかかるんですよね。
そこらへんも徹底してます。)
商品で差別化なんて出来るものじゃない。ストーリーとビジネスモデルで差別化する。
極論、
ネジはどの会社から買ったってネジでしょ。
コピー機もどの会社から買ったって同じコピー機だし、
税務顧問サービスだって、
歯科治療だって、
FRPシステムだって、
生命保険だって、
不動産だって、
車だって、、、
だいたいの顧客からしたら商品の細かなスペックの違いは分からない。
「大した差は無いから商品サービスの改善は頑張らなくてもイイ」
なんてことではありませんよ。
でも、
結局ほとんどの宗教だって、
死んでみないとその主張の正しさは証明できないわけですよね。
結局それじゃ、
証明できもしないことに何故人は「入信」するのかというと、
「そのストーリーが自分にとってなんか良さそうだから…」
的なファジーな判断で人は意思決定をし得るんだと思うわけですよ。
あなたの会社の価値観、ストーリー、世界観、文化をどれだけ発信してますか?
結局のところ、
経営者であるあなたが、
「どんな世界を創りたいのか?」
だと。
そこに行き着くんだと思うわけです。
僕は僕で、
日本の子ども達に自分の人生を生きる勇気を届けるために、
背中と行動を通じて示したいわけです。
「やれよ。出来るから。」って。
アライズム教の教祖 あらい
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