人が人に何かを教えることはできない。出来るのはただ、相手が自分の中にそれを見出す手助けだけだ。

 

From:新井翔平

 

 

青学の陸上部監督、原晋さんのコラムを読んでました。

 

 

青学・原監督「管理職の仕事は管理じゃない」

常勝軍団を率いる名称が明かす人の育て方

 

 

 

この時に思い出した言葉が、、、

 

 

 

ガリレオ・ガリレイは言いました。

 

 

 

人が人に何かを教えることはできない。

出来るのはただ、

相手が自分の中にそれを見出す手助けだけだ。

 

 

 

ちょっと原さんの言葉を引用していいですか?

 

 

私の理想は、
監督が指示を出さなくても部員それぞれがやるべきことを考えて、
実行できるチームです。

つまり、指示待ち集団ではなく、
考える集団。

言葉にするのは簡単ですが、
考える集団をつくるには、
土壌づくりと同様に時間が必要です。

私が最初に取り組んだのは、
「相談できる人」に育てることです。

相談するとはどういうことかを部員に教えることから始めました。

たとえば、
選手が「足が痛いです」と私に言ってきたとします。

それは相談ではなく報告です。

だから私は、選手にこう問いかけます。

「それで?」、続けて、
「どこがいつから痛いの?」
「治るまで1週間? 10日? 1カ月?」
と質問を広げていきます。

さらに、
「治るまで1カ月かかるなら、いつまでに治すように努力するの?」
「それまでにできるトレーニングはA・B・Cがあるけど、
どの方法でやってみたい?」
と具体的にしていきます。

そして、
「今回はトレーニングAにしたいと考えていますが、
監督はどう思いますか?」
と自分で答えを出すところまで求めます。

そのとき、
それが本当の相談であると部員に話してあげるようにしています。

たとえば、
陸上競技部のマネジャーが夏合宿の練習時間について、
「今日のスタートは何時にしますか?」
と聞きに来たとします。

指示を出したい監督であれば、
「○時からこのグラウンドで、こういうトレーニングをする」
と伝えて終わりでしょう。

でも、
それではマネジャーは御用聞きになってしまい、
何も得るものはありません。

天候、気温、風、グラウンドコンディション、
練習場の選定など練習時間を決めるさまざまな要素から、
マネジャー自身が答えを出して、
「今日は日中の気温が30度を超えるので、
練習時間は遅めの午後4時半からにしませんか?」
と相談に来る。

これが、今の青学陸上競技部です。
その提案に私が納得できれば、「それでいいんじゃない」と答えます。

自分の提案が通ると、それはマネジャーにとってひとつの成功体験になります。

自分の考えが反映されたとなれば、
次はさらに詳しく状況を調べて、
よりよい練習環境を整えようとします。

このレベルに部員が育つまでには、
やはり時間が必要です。

初期の段階は教えることがたくさんありました。

考える習慣がない部員に
「さあ、考えなさい」と言っても無理。

だから、監督に就任した頃は、
私が話すことが多かったと思います。

ただ、考えるための材料は与えても、
できるだけ答えは出しませんでした。

そうすると、
なんとか自分で答えを導き出すしかありませんから。

私は、
彼らが答えを出すまでとことん待ちました。

チームが考える集団になれるかどうかは、
監督の忍耐強さにかかっています。

新しい習慣を身に付けるのですから、
時間はかかって当然です。

青学陸上競技部の部員に考える習慣が十分浸透してきたなと感じ始めたのは、
監督になって7、8年目のことでした。

 

引用終わり

 

 

 

 

ガリレオが言うように、

 

 

 

人が人に何かを「教える」ってことは、実は「出来るように」見えて、本質は「出来ない」んだと思います。

 

 

 

人は自分が大好きだし、

自分のしたいようにしたいし、

自分の思った通りに動きたいし、

自分の考えた通りにしたい生き物だと思います。

 

 

 

 

僕の営業の師匠、青木毅は言いました。

 

 

 

「『説明』でその瞬間、売ることは出来ても、

お客さんの人生の質を高めることは出来へんねん。」

 

 

「お客さんが自分で自分の人生をもっと『良く』したい、

そう思ってもらう為には、『質問』しかないんや。」

 

 

「分かるか?翔平?」

 

 

新井「はい、分かりました。」

 

 

「何が分かったんや?」 (質問)

 

 

 

 

師匠といる時、

 

 

 

くどいほど、

「質問」をされ続けます。

 

 

その度に、

 

自分の頭の中で、

 

師匠の言葉を反芻し、

 

咀嚼し、

 

自分の言葉に当てはめ、

 

言語化して、

 

発言することで、

 

なんか知らんけど、、、

 

 

 

 

 

頭が良くなったような気がします 笑

 

 

 

モチベーションも上がります。

 

 

師匠がやってることは、

「その人が自分の力で気づくことを手伝ってた」んだと思います。

 

 

営業マンから「説明」されたから、

その商品を熱心に経営者は使うでしょうか?

 

 

違います。

 

 

経営者自身が自分で、

自社にとって大事である、

必要である、

熱心に使って、

成果に繋げたい、

そんな欲求を高めた状態で「売る」から、

納品後も熱心にその商品を「使い」、

その結果、

経営者が成果を上げ、

成果を上げた経営者は「紹介」をしてくれる。

 

 

 

そんなサイクルで師匠は自己啓発教材のセールスで何度も世界一になりました。

 

 

 

あなたが営業マンであれ、

経営者であれ、

コーチコンサルであれ、

コピーライターであれ、、、

 

 

 

人に動いてもらう為に、

「説明」や「教育」や「教え込み」をしてしまっていませんか?

 

 

 

人が本当にモチベーション高く行動をするのは、

「自分でその行動が必要であると気づいた時」

だと思います。

 

 

 

その為に、

 

あなたがとれるコミュニケーションには、

 

どんなものがありますか??

 

あらい

 

 

P.S.

 

 

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