その下心はだいたい実を結ばない。

From：マーケティングコンサルタント　新井翔平

「新井はん頼む！今は損して後で得取ってくれへんか？！」

「損して得取れ」を向こうから提案してくるケースがたまにあります。

（* 上のセリフは実際に新井がサラリーマン時代にある営業部長に言われた言葉）

アホか。

と言う話ですね。

もちろん、

資金繰りに困ってる時にそんな話が来たら飛びつきたくなる気持ちは痛いくらい分かります。

実際、僕だって初めの頃何度かありましたし。

そして止むに止まれぬ状況から、

いざ取引をスタートして、

最後に「得」になったかと言うと、、、

絶対にならない笑

スタート時点でもう舐められちゃってるものを、

途中でひっくり返すことは相当難しいですよね。

どんな商売、商品でも、

取引の瞬間のステータスが、

納入後、サービス提供中も維持されます。

一発ドカン、大逆転で相手が卒倒しそうなくらいの成果をお見舞いして、

「おぉ〜」

っとなれば立場が入れ替わることはあるかも知れないけれど、

得てして、

そんなステータスで始まった取引はwin-winにはならないですよ。。。

買い手の流儀。

・必要な投資をする

・短絡的な成果を求めない

・コツコツとやるべきことをやる

etcetc…

本来、

「本質的な成果」

というものは購買活動によってインスタントに発生するものではありません。

成果を上げる人には成果をあげる人の

思考、

習慣、

マインドセットがあります。

世界一のスタイリストに髪を切ってもらっても、

美しさや日常にあるロマンスを維持し、

手に出来るかどうかは自助努力じゃないですか。

世界一の歯科医に最高級の素材のインプラント治療をしてもらっても、

翌日から日々の歯磨きをしなければ1年と持たずに口腔環境はボロボロになるでしょ。

根本的に、自分自身へのリーダーシップを持たない人には、

何を納品しても大して人生変わらないですよね。

だから、

顧客を選ぶって大事。

「顧客を選ぶとは何事か」

なんていう古くて頭の固い人がいるけど、

その人たちの方が遥かに不誠実だと思います。

結婚する時に、

「どんな相手でも私は幸せにします」

って宣言してるくらい薄っぺらいです。

本当に自分の力量や、

「足るを知っている」

人なら、

自分が守れる人は誰か？

本当に幸せに出来る人は誰か？

自分の能力経験ノウハウリソースをもって、

人生の質を高められる人は誰か？

定めた上で、決してその領域から出ない。

出るとお役に立てないことを知っているからですね。